ライトキャンパーのアウトドアギア(田舎暮らしのNBworks)

軽装備、短時間でもアウトドアを楽しむ。そんなYouTube動画や私が使っているアウトドアギアをご紹介。基本一万円以内のアイテムばかりですが秀逸なギアに出会えたときの喜びはひとしおです。

54.銀杏の季節と中毒と。子どもは食べさせのようにしとこう(脳にやヴァイ)

 

あの懐かしい匂い。小学校の登下校。

神社の前は潰れた銀杏の絨毯が一面に広がる秋のふ風物詩。「懐かしい匂いがするっ、らら、ララらー♪」

 

大人になるにつれて茶碗蒸しに入っている銀杏を愛でるようになり、いつしか臭い銀杏を拾いにいくようになると年取ったなと感じちゃう。


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銀杏とは、言うまでもないいちょうの木の実。食べるのは種の中身。あの臭い外側の果肉は外した部分。種というかその中の胚乳の部分。

なんともいえない独特のやわらかい歯ごたえがあり、香りや銀杏独自の風味やわずかな苦味。

栄養学的には種実類らしく、あまり脂質は含んでおらず、100gあたりのエネルギーは170kcalにも満たないほど低カロリー食材。焼いて塩で食べても美味しいおつまみの定番。

 

銀杏はビタミンE、銅、ビタミンB1カリウムなどが比較的多く、種実類の中では一番豊富にβ-カロテンを含んでるらしい。

ただし毒に注意が必要だよ。

銀杏の成分には、メチルピリドキシン(メトキシピリドキシン)という成分が含有されてる。この成分は体内での神経伝達物質をつくるビタミンB6の働きを抑え、脳を異常な興奮状態にして、嘔吐、下痢、めまい、けいれん、呼吸困難などの症状を引き起こすことがある。

 

よく、「子供には銀杏食べさせちゃいけない」と注意を受けたっけ。でもおいしくてポツポツ食べてたっけw

 

今日山陰放送の記事で医師の解説があった。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/792534?page=2 より引用

「新生児科医・小児科医 今西洋介 医師
ギンナン中毒は秋に多い中毒のひとつで、あとやっぱり、結構死ぬんですよね。死亡率は約13%と言われています。
近年はあまり死亡例はないんですけど、戦後の食糧不足の時に、大量に食べて亡くなってしまったという死亡例が結構あります」

 

 

おお、けっこうな危険成分じゃないか。

中毒症状を起こす方の7割近くを5歳以下の子どもが占め、若年層は特に注意が必要だね。

もちろん、大人でも、飲酒などでビタミンB6が不足した状態にあったりする人ほど、中毒を起こしやすいからコンディションも要注意だ。

美味しいからとどんどん食べ進めて⼤量に⾷べることで中毒を起こす可能性に気をつけておきたい。

 

どれだけ食べてもいいのかという疑問。

 

健康な成人は1日にどれくらい食べても大丈夫?

答えは人による。つまり明確な基準があるわけではないけど、子どもは要注意(一つ味にさせるくらい)、偏食や飲酒習慣がある人の場合にはビタミンB6が不足していて中毒症状が現れやすくなったりするからこれも人による。

まぁ秋の味覚として、大人は10粒くらい?に押さえておかねばと自分に言い聞かせる

 

東京都のシンボルになっている街路樹でもおなじみの銀杏の木。色づいた鮮やかな黄色の葉が道一面を絨毯のように敷き詰める季節の次はもう冬が迫ってくるね

今年はアウトドアがあまりできない仕事一辺倒の1年だったな(と、このブログも日曜日の都心に向かう電車待の中で忙しく入力してる)。忙しいのはいいことだ。

ひんやりと20度をきった過ごしやすい季節。アウトドアするにも最高だ。来週あたり家族を連れて焚き火とバーベキューでもやりたいね