ライトキャンパーのアウトドアギア(田舎暮らしのNBworks)

軽装備、短時間でもアウトドアを楽しむ。そんなYouTube動画や私が使っているアウトドアギアをご紹介。基本一万円以内のアイテムばかりですが秀逸なギアに出会えたときの喜びはひとしおです。

52.今後のアウトドアについて思うこと~キャンプブームは終わったのか?~

ご無沙汰しているNBworks再登場。

自分の本業(の役職や職務量)がハッスル状態のため、このところ全くアウトドアから離れてインドア仕事おじさんになっている今日この頃。最後に焚火をしたのは3月だったような・・・記憶すら曖昧になってきた(笑)

仕事して、家帰って食事と短い睡眠をとって、また仕事へ出撃。楽しみは自宅で呑むウィスキーと、飼い猫たちと戯れること・・・。アウトドアの冠を外して、インドア仕事ネコおじさんでしかない。


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さて、2023年5月8日に新型コロナがこれまでの2類感染症(相当・新型インフルエンザ特措法)から、季節性インフルエンザと同じく、感染症法上の5類感染症に切り替わった。いわゆる、大きなコロナ対応の変換期になった。

3密を回避するなかで、リモートワークも進展して、アウトドア・キャンプがそれにマッチして大ブームに。すこしまえから「ヒロシのぼっちキャンプ」や「ゆるキャン△」などの人気も合わさって、アウトドアメーカーがこどって新作のアイテムを発表し、DAISOやセリアなどの百円ショップでもキャンプ道具(特にメスティンが登場したのは記憶に新しく、値段はそれなりにするけれど、クッカーなど)まで百均で手に入るようになったことは大革命だったかも。

振り返ってみると、私が子供の時もキャンプをやっていた。その時はブームが来てたかどうかは意識はしていないけれど、

30年前のカヌー特集をした小学館のアウトドア月間マガジンの「BE-PAL」を今なお持っていたりするけど、焚火を個人で楽しむというよりはキャンプファイヤーをみんなで囲んでいるような、そんな時代たった。

 

も~えろよ、もえろ~よぉ~炎を燃えろ♪

なんて肩を組みながらみんなで焦げた飯盒の米といつも変わらない味の安定したカレーライスを食べて、星を見ながら蚊に刺される。

夜中に起きて、足場の悪い中汚いトイレ(汲み取り式)に懐中電灯片手に向かう。

それはそれで楽しい想い出なんだよね。

アウトドアで食べるカップ麺はまじ神(By NBworks)

「第一次キャンプブーム」・・・1990年代前半(~ピークを迎えた1996年頃)

 オートキャンプが流行して、その人口は1580万人なんだとか。

あの頃に買ったテントはもう加水分解が進んでいたり、あれだけ高かったColemanのランタンなど実家の建て替えと合わせて捨ててしまったりと・・・( ;∀;)

実家の車は、キャンプが大好きだった親父のお陰で9人乗りTOYOTAライトエースワゴン(MT)だったな。

トヨタライトエースワゴン8人乗りに乗っていた1990年!

トヨタ ライトエースワゴン GXLリミテッド
1990年(平成2年) 10月発売

新車価格 1,673,000 ボディタイプ ミニバン・ワンボックス
ドア数 4ドア 乗車定員 8名
型式 Q-CM30G 全長×全幅×全高 3995×1650×1900mm
ホイールベース 2100mm
室内長×室内幅×室内高 2935×1455×1320mm
車両重量 1280kg

「第二次キャンプブーム」・・・2013年頃からの堅調なキャンプ人口の増加を」と捉えている人も居るよう。

コロナが始まった2020年頃からが「第三次キャンプブーム」のさなかといったところだろうか。とは言いつつ、コロナがまだくすぶっている者の、ある程度落ち着きを取り戻してきた今にいたって、そして、去年の2022年はキャンプ用品市場が減少しているような状況にあるみたい。

 

確かに、一時期のアウトドアブームが落ち着いてきたのをひしひしと実感している。もう一つの外的要因として、体温を超えるような尋常じゃない気温もあると思っている。

38℃?39℃?40℃超え?

北海道も熱中症注意報?


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キャンプは春や秋の気候が落ち着いてきた時が一番楽しい時期だけど、長い休みがある夏休みのアウトドアも楽しいもの。だけれども、屋外でのアウトドアは、一歩間違うと熱中症、熱射病で命を落とす危険性もあるもの。2023年(令和5年)の夏は、エアコンが効いた部屋で過ごしたキャンパーもおおいのかも。

キャンプやアウトドアを楽しむのに、正直、玄人も素人もないと思う。

みんながみんなのやり方ですきなように(もちろん公序良俗に反することはNG)で自然を楽しむ権利がある。

「2023年、キャンプブームは終了した」というニュースや発言をSNSで目にするようになってきたけど、大人も子供も、一度アウトドアや焚火の愉しみを知ったのなら、またいつかタイミングが出来たときに楽しめる、レジャーのひとつであることにかわりはないし、さらにハマったアウトドアフリークが、熱心にこれからもキャンプを続けるという構図になっただけなのかもしれない。

コロナ禍の大きな波が一つ去って、アウトドア以外の選択肢も増えた(戻ってきた)のだから、そりゃ外食したり、旅行したり、映画やカラオケにいくのも楽しい。

なので、キャンプブームが収束したことについて目くじらを立てることや、悲しむ必要は全くない。

ブームのお陰で、改めて以下の点が再発見・再確認されたと思う(というか、自分自身がそう感じている)

 

SUV車両が数多く登場(車中泊・キャンピングカー含む)

②アウトドアギア・メーカーの台頭

③ソロキャンプ・ぼっちキャンプ・ライトキャンパーの認知度向上

④自然回帰の価値・人生観の見直し

⑤その他

 

ということで、一つ一つつれづれなるままに・・・。

 

SUV車両が数多く登場(車中泊・キャンピングカー含む)

SUV仕様の車が特に軽自動車を中心に多く登場してきた昨今。〇〇クロスオーバー、〇〇アウトドア仕様などなど。70歳超えのキャンパー(人気YOUTUBER)のwinpy-jijiiさんはホンダのN-VANを改造して本まで出版され大人気に。

色んなアウトドアビークルが登場しており、荷物を多く載せられる、4WDで悪路走破性能向上、フルフラットシート、車中泊用のテーブル機能などを兼ね備えた車がバシバシ登場して、そして売れている。

特に中古車市場でも、アウトドアに似合う車のニーズが高まっているし、古い車も値が下がらない。ハイエースいすゞのビックホーン、パジェロパジェロミニ、昔のジムニーは特に値段が下がらない!!

新型ジムニーはもう登場して何年もたつけど、納車されにくい(これはコロナやウクライナロシアの紛争での半導体不足などいろいろ課題があるけれど)。

ランクルに至っては70が復刻してさらにあたらしくなり、プラドも原点回帰。

イベント展示場では車中泊、キャンピングカー展が大人気だし、その反動でモラルなき車中泊の横行(パーキングエリアの駐車場でバーベキューやる人など)もでてきちゃったり。

車やビールのCM見てても、とにかく後ろにテントやバーベキュー、焚火・釣りなどのアウトドア志向の景観がCMの後ろで写っている。

 

②アウトドアギア・メーカーの台頭

昔はプリムス、Colemanなど限られていたキャンプメーカー。今や毎日群雄割拠しており、特に中華モノのメーカーも出現でカオス状態。いいんだか悪いんだか、コピー商品のようなギア乱立で、価格競争が進んで、良い品で安いものが格段に登場するようになった。

驚いたのは、勝機を見出したワークマンが、焚火に強いコットンキャンパーの洋服ラインナップから始まり、いまではテントに寝袋に、焚火台と、フィールドコアラインナップ等でガンガンアイテムを発表している(キャンプギアは店頭ではなくオンライン半版だけど)

コンパクトチェアーの代名詞のヘリノックス(ジュラルミン製で高級)も、ジェネリック商品のイスたちが山ほど。バンドック、ネイチャーハイク、デザートウォーカーなどいろんな会社もこぞって類似商品登場。スノーピークは高級路線で手が届かない存在になってしまい、私が使っているのはもっぱら1万円しないで使えるようなアイテムばかり。お気に入りはWAQや、テンマクデザイン(やクオルツ)、デカトロンなど。

 

YOUTUBEを続けていたら商品提供・企業依頼も増えてきて、これまでチョコチョコアイテムを提供してもらえるようになってきたけど、正直依頼があるのは中華メーカーのきいたことのないような企業ばかり(もちろんAmazonで買えるし、いいものも悪いものも混在している)。

自分の好みに合わせたアイテムが登場して、色味を揃えて黒一色にする人、ベージュで揃える人、すべて同じメーカーにするなど、嗜好性を発揮できる、「趣味」としてもとても楽しい選択肢が追いというのは、これはとても素敵なこと。

キャンプブームが少し停滞すると、新たに参入してきたアウトドアブランドの会社にとっては売り上げが減ってしまうかもしれないけど、ふと思うのは、みんなが出当たり次第食いついてくるようなカオスなブームが去って、選ばれるような質の高いアイテムは必ず売れるんじゃないか、欲しくなるのではと思う。

 

そういう意味で、クラウドファンディングの「MAKUAKE」なかで出てくる洗練された新しいアイテムは私自身とても興味深く、たまにポチってしまう。

 

③ソロキャンプ・ぼっちキャンプ・ライトキャンパーの認知度向上

純粋に、男女ともにおひとり様でのキャンプ場利用、野営をしてても、「変人」じゃなくなった!!(笑)

私は特に川辺、海辺などで野営(キャンプサイトではない)をしていたので、以前は奇異な目で見られていたこともあったけれど、最近は「あっ、ソロキャンプ中だ!」と声が聞こえてきたり、「なんのギアを使っているんですか?」と興味をもって声をかけてくる人もいる。

ヒロシです。ソロキャンプが市民権を得たとです。

もちろんYOUTUBERのNBワークスです!と名乗ることはしていないので、一人自然と戯れるおじさんのアウトドアマンとして会話するが。

キャンプ場でも多くはないけれど、女性のソロキャンパーを見かけることも増えてきた。多くの人がアウトドアを楽しんでとても嬉しいこと。

数十年前になってしまうけど、昔は吉野家の牛丼やワークマンに女性がはいれないような、そんな男女の大きな壁もあったな・・・(妻はいまだに吉野家は子供のお弁当を買えるけど、一人で食事は絶対にできないと言ってる)。

漫画・アニメのソロキャン△の凛ちゃんたちの存在・活躍は大きい!!

 

④自然回帰の価値・人生観の見直し

コロナのお陰といったらへんだけど、新しい生活様式(リモート会議、お家取り寄せ)なども進んだ。そして、3密を回避できる理由で大いに盛り上がったアウトドア・キャンプについてもその楽しさが再確認された。

 

⑤その他:自分の趣味を発信するSNSの存在

私もそうだけど、趣味を動画で配信できるツールがそろった環境も大きいかもしれない。自分ひとりで楽しむことから、それを動画にして配信するSNSの存在。動画を作る楽しみ、見てもらえる楽しみに、コメントなどで交流して、同じ趣味を共有できる喜びも加わって、沢山のキャンパーさんがキャンプチャンネル・アウトドアチャンネルを立ち上げた。俺も2018年、平成最終日の4月末に動画撮影を開始したんだっけ。


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キャンパー人口は一時的に減ると思う。きっとね。

 

でも、その代わり、海外・国内旅行したり、美味しいもの食べたり、ワークアウトしたり、仕事や自分たちのタスク一辺倒から、自己実現したり、大いに楽しんだりするエネルギーはコロナで抑圧されたなかでなおさら爆発して大きいエネルギーに変っていく。

その中でアウトドアを続けた人、やめた人、新たに楽しみを覚えた人がいるってだけのこと。

 

一つ言えることは、ブームに乗っかる楽しみもあるし、

ブームは関係なく、自分が本当に没頭できる趣味に出会うことができると、それは人生をとっても楽しむことができるってこと。

 

私自身も、この1年半くらい主ようなアウトドアはできていない。でもきっとまた時間が出来たら戻るし、子育て真っただ中の今は、一人で焚火しに行くよりも、一生懸命仕事して子供の養育費を稼ぎ、夫婦の老後の資金をためて、自己投資してさらに能力を高めるための時間を費やすべき「中年時代」を過ごす時間だと思ってる。

好きなことをして好きなメシを食う。アウトドアは自由だ!

もうあと5年~10年たった時に、今持っている愛用のキャンプ道具をまた掘り出して、夫婦でお金をかけずに車中泊できるような軽貨物車でも買って、どこか自然の中やオートキャンプ場で焚火をして、お酒を飲みながら我が子らの成長を酒の肴に、語らえるなんて日がくるのも楽しみなこと。

 

ということで、いまは自分のYOUTUBEがかなり更新休業状態だけども、これも焦ることもなく、あるがままの自分の頻度でまたゆっくり楽しんでいこうと思う。

 

900本以上動画があるから、どこかの誰かが、ふらっと見てくれて楽しんでくれたら本望です。


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